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  2009/02/13 コナンVS金田一のやつ(DS)      
     
 
「名探偵コナン」の「江戸川コナン」と、
「金田一少年の事件簿」の「金田一はじめ」が
夢の競演!! みたいな感じの企画物です。

合作ってマンガの中でやると、
確実に難しいものだと思うのですが、
ゲームの中ならでは、という具合に
ところせましと二人が大活躍します。

何気に会社をまたいでの共同企画というのは
雑誌社ではあまり聞かない話ですな。
とりあえず、どちらも知ってるヒトには
オススメしておきます。

お話のすじがきとしては、
「夕闇島」という南の孤島に

コナンは「不思議な現象が起こる」という
話の真相を探りに、

金田一は中学校で転校していった女友達から
「助けてほしい」という手紙が届き、

それぞれ、同じ場所に向かっていくという話で、
基本的にコマンド選択型のアドベンチャーゲームです。

夕闇島を舞台として巻き起こる事件にたいして、
コナンと金田一がそれぞれ解決をしていきます。

ぶっちゃけ、コナンと金田一はデスノートもびっくりの
死神を引き連れてるようなものですので、
彼等が行く先には確実に死ぬヒトがいますが、
そんな奴が二人いるために、バンバン人死にが出ます。

実際には周辺調査をして、聞き込みをしたりして、
証拠をつかんでいき、最後にフローチャートをたてた
推理をしていく流れになります。

登場人物としては、

コナン側からは 
バーロー、毛利蘭に毛利小五郎、
阿笠博士にガキンチョ3名(3人でひとまとまり)、
金髪のちみっこ、灰原哀。

金田一側からは、
はじめちゃん、美雪、剣持のオッサンと、
もう一人いますが、こっちのメンバーは少なめです。

「バーロー」「あれれー?」
「金田一耕助の孫」「ジッチャンの名にかけて」
等、いつもどおりのせりふと展開を織り成します。
(といっても、ボイスはありません。残念)

一通り、まとまったシナリオになっていますので、
アドベンチャー好きには十分楽しめる内容かと思います。

また、二つの作品を知らないヒトがやっても、
そこそこ楽しめるシナリオにはなっています。
…まぁ、確実に知っている方が楽しいですがね。

-------------------------
というところで、オススメ話は終わり。
で、実際にやった感じはどうだったかといいますと…

…あ、申し訳ないんですが、システム話になります。
いつもこのブログの見所はそこ主体になりがちなので…汗





逆転裁判からどうしても脱却しきれないUI、演出。
システムは色々違うものですが、
これを踏襲しちゃったものも少なくはありません。

ていうか、このゲームのUIをにらんだ後、
色々思い返して思い出したのですが、
これを作った会社は「スパイク」、
ぐぐってみたら…あった。

「研修医 天堂独太」作成した会社でした。
キラリと光るものがあるシステムで
話も面白かったんですが、絵と患者殺しまくる
かなりシビアなゲーム性でした。
そして、アレがかなり逆転裁判のUIと感覚を
ムリして踏襲していることを思い出しました。

結果的に相当こきおろした記憶がありますが、
スパイクがやったと考えれば、納得いく感じです。
若干アレンジ要素が入っていますが、
オリジナルのそれと比較すると、更に見難くなり、
操作し辛くなった印象がありました。

未読状態でも半端な文章スキップができるせいで
会話をうっかり飛ばしがちな操作性、

そのくせ、バックログがついていないので、
読み飛ばした会話は読み返せず、悶々とし、

逆転裁判2以降でおなじみのパワーゲージ、
本作では「ロジックポイント」といいますが、

「ヒント」コマンドが使える割には使ったところで
いまひとつ要領を得ないヒントが出されたり、
そもそもこのロジックポイント、
章が終わるまでは一切回復しないので、

「わかるんだけど、どっちを選べばいいか微妙」な
アイテム選択ポイントでは、苦戦を強いられます。

もちろん0になればゲームオーバーなので、
謎解き自体はそうたいして難しくないのに、
「セーブしてから色々選ぶ」ということをやってしまい、
自己嫌悪に陥ることは間違いないでしょう。

また、子供向けのゲームらしく、
ミニゲームがありますが、これが初見では地味に難しい。

かといっても極端に難しいわけじゃなくて、
見切りが大事で数回のミスが命取りだとか、
これ地味にランダム要素入ってるだろ、みたいな
コツさえつかめばどうにかなる類の難しさです。

ただ、そんなもんを一発勝負でやらせる上に
一見、話に関わりありそうなミニゲームもあるので、
アクションが苦手なヒトは焦るかもしれません。
(本筋、あんまり影響しないみたいですけどね)

そして、面白いかというとそういうものでもないので
非常に微妙な立場ですね、ミニゲーム。

あと、章クリア時に
「キーワード取得率」と「探偵レベル」という
何見て評価してるのかわからないものがでてきましたが、
この評価っていうのは個人的にいい気がしません。


この手の探偵ものって、
余計な遊び要素がこめられてる部分が多いので
わざと間違えたり、へんなとこ調べたりするじゃないですか。
むしろ、それが醍醐味といえる点もありますよね。

過去、神宮寺三郎のDS版で同じことをしたらば、
最後に探偵レベルみたいなものがでて、最低ランク。
バカな行動やバカな選択肢はわざとやってんだから、
そんな余計な評価はいらないと、と。

しかもその評価によって何かがでるでない、
とかあるともう最悪ですね。

この手のゲームを繰り返しプレイしない人種…というか、
昨今のこの手のゲームはまともにやっても
24時間越えてもクリアできないので、
最近はとても繰り返しプレイする気になりませんが…

しないヒトがかわいそうだと思うのですよ。
どーせ二順もしたら完答できるというのにさ。

そんなもん入れるならガチで難しい話にして、
遊び要素なぞ、こめなければいい。
それが個人的な持論です。

…まあ、今作だけの話じゃないんですけどね。


そういうこともあって、
一筋縄では誉められませんでした。
というか、誉めてないですね。スイマセン。

別に「これは、ダメだ!」というこきおろしを
するほどではないですが、やはりケチがつきました。

いや、それでも面白いは面白いので、
やってみるといいんじゃないかと…

by syuwan | 2009-02-23 21:38 | ゲーム
 
     
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