|
@
スターコレクターオフ 多摩川
|
|
|
|
|
|
|
一個前の日記に書いたとおり、西江さんに会ってきました。
足はもう大丈夫みたいです。
スターコレクターっていうのは、西江ひろあきさんがやっているサイトで、
いろんなところの作者さんや、その作品を紹介する場所で
楽しい作品から音楽や写真、あっはんうっふん18禁まで広くカバーしています。
さて、そんなワケですが、東中神という駅にいくと、西江さんがクルマでお出迎え。
白髪のちょっとアウトロー入ったナイスミドルな人でした。横文字並べすぎ。
ええと、年を聞くと55… オフの最高齢を軽々と更新しました。
わたしの母親とほぼ同じ年齢だ…
まず一言目が「かっぷくがいいじゃないですかー!」
orz
「しゅわんさん、おいくつですか?」
「23です。」
「うわー わたし30代かと思ってましたよ!」
メールの書き方からそれを連想したらしいですが…orz
この段階で既に連絡した時間より30分遅れていたのですが、
西江さんは笑顔で対応。す、スンマセン…orz
西江さんは5ヶ月シェパードを連れてきており、そのまま多摩川まで。
西江さんがよく行く場所があるみたいで、そこへいくのですが、土手をかなり歩く。
歩いた先には、なんやら燃えカスのあるところ。
「よくここでゴミを燃やすんですよ」
ほう、なるほど。で、そのリュックの中には今日のゴミがあるのですな?
どんなんでしょう?と、ちらっと見ていたのですが…
おんやぁ? 少女の裸絵が多いですゾ? これは…もしかすっと…
「この絵は…内山亜紀さんですか?」
「そうですよ。」
内山亜紀っていう人は、80年代にロリ絵でブームを作ったさきがけの一人。
私が生まれた年のまっただ中にチャンピオンで連載だった
「あんどろトリオ」というのがえらくすごかったらしい。少年誌なのに。
エロはスターコレクターの成人版サイトからみれますので、どうぞ。
今回ゴミに出していたのはダウンロード販売している本を切ったなんか。
まあ、確かにこれはゴミには出せんなあ。出す勇気ないなあ(´ヘ`;)
今思うと、きれはしの写真だけでも撮っておけばよかったと思う。残念。
そして燃え行くエロ。ああ…… 萌えるゴミが燃えていく…
エロをじわじわ燃やしながら、いろいろ会話。
まずは私や西江さんの名前とか、なにしてるんですか?とかの紹介から始まり、
----------------------------------------------
このエロ絵ではじまった内山亜紀さんの話。
----------------------------------------------
なんていうか、すごい。
まだ早すぎるロリブームを作ってからというものの、エロマンガにスイッチして
出不精だから、あんまし顔は出さない人で、6年位前からコミケに出すようになったとか。
でも、出してはいるけど、出してるのは内山さん本人じゃなくて、
内山プロ(プロダクションがあるのさ)の人。 今年も出ていたらしいが気づかなかったorz
内山さん本人はいい人ですよ~ という西江さん談。いい人なら、いいなぁ。
「内山さんと話してみます?」
笑いながら電話を手に取る西江さん。
「うお!うあ…でもわたくし、見たことも話したこともないですし、詳しくないから…!!」
知ってればよかったんですが、とりあえず、勘弁してもらいました。(笑)
今度会うときは、中古屋めぐりして内山亜紀探すか?(汗)
ちなみに、この人の作品、エロアニメになったり、ファミコン裏ゲーム(ハッカー)とかに
絵が出ていたりするんですが、 本人、承諾以外はノータッチなんだとか。
そ…そうなのかぁ…とおもってみたり。ちょっと残念がってみたり。
後、漫画家では知らない人はいないと思われる、
絵は少し下手だけど、話がうまいことで有名な、時には神とも呼ばれるあの大先生が
絵柄パクろうとしてたり、とか、そんなちょっとグレーゾーンじみた話題もあったり。
いろいろな意味で伝説だなあ…と思うことしきりでした。げふんげふん。
西江さんとは仲がいいそうです。いいなぁ。
----------------------------------------------
その後、移る話題で漫画家の収入関連のお話。
----------------------------------------------
詳しくはいえないけど、かなりおいしい話。なんだか、夢みたいな話だけど、
その分、肉体を酷使する仕事だということを聞く。
マンガかいててよく思うけど、確かにそのとおりだよなぁ。と改めて思ってみたり。
漫画家になるには「第一は体力」という言葉は、
西江さんが自らの身を持って知った現実だけに、重みを感じました。
西江さんは、いろいろな人と接点が多いらしく、
かなりの漫画家さんに会っているという。有名な先生にもいろいろあっているそうで。
で、大物であれば大物であるほど、「腰の低い いい人」なのだという。
特にモンキーパンチ先生なんぞは、家族の人と話をしたのだけれども、
これまた腰の低いいい方で、本人とかもいい方なんだそうな。
なんでこうなっちまうのかというと、上に上がるには、やはりそれなりに礼儀が必要で、
ある程度通用するような人間でない限りは、そこから先に上がれない、と。
なるほど、一理のある考えだ。
そりゃあ、いい絵を描いても、ツンツンした漫画家とはウマが合わないと思うだろうしなあ。
確かに一理のある考えだ。 わたしも気をつけようと思った。
----------------------------------------------
「うまいひと」と「へたなひと」
----------------------------------------------
西江さんは、実際に雑誌に乗り出したのは28歳から。(現在55歳)
2003年まで描いていたというから、大体四半世紀は現役だったわけだ。
それ以前で言うと、高校時代に絵を描いてて、
好きな仲間内が集まって同人誌を作ったんだそうな。
今で言うと同人ってエロのイメージがあるけど、その当時の同人でいえば、
当時SFがはやっていたので、SFを題材にした同人があったらしい。
ちなみにコミケも初めはSFのなんかだったらしいんだけど、
時代の流れで「コミックマーケット」になっていったらしい。ほほうー。
で、その仲間内でえれえ絵のうまい人がいたのだそうだ。
その人は学生時代に作品を送ったところ掲載、いろいろあったあとで、
卒業後に「スタジオぬえ」という会社を設立し、社長になったんだって。
>聞いた当初は知らなかったけど、ぐぐって出たWiki見て
>「これも大物じゃねえか!」とこれまたびっくり。確かにそうならなぁ。
だけど、結局その絵のうまい本人は、早々と引退。
その人以外で運営されていったんだとか。書いてる段階で記憶がおぼろげだけども。
どういうことかというと、「うまいひと」は
「やればできることが当然である」という話。むしろ「できなくてはならない」位。
うまいので、作品をやりだせば確実に雑誌に載ったりする。
何をやっても難なくできるわけだが、それに楽しみは見出せるだろうか。
「へたなひと」はへたなりに、話に凝るという技術を見出していったり、
その技術を基にしてできたテクニックが新たな分野を開拓していく。
まあ、それが評価される内容かされないかは別として、
いろいろな意味で開拓されていくわけだ。
どっちかいいかといわれる難しい話だなぁ。
でも、「へたなひと」には未来があるよなぁ。とは思ってる。思うつもり。
----------------------------------------------
さて、ここで西江さん、音楽話に入って行き、
そのまま持ってきていたアコーディオンギターを手に持ち、音を合わせだす。
そして、西江さんオンライブ。数曲ほど聴く。
----------------------------------------------
その後、さあ帰りましょうか、と、帰りながら話。
----------------------------------------------
その後「オフ会ってしたことあるんですか?」って聞かれ、
5年前のオフ会と、先日やったオフ会のふたつがありますよ。という話をした。
そして、ひとしきり、オフ会まで誘うまでの難しさを語ったり。
昔の人ってのは、メールもない、掲示板なんてない、あって電話なので、
メールと掲示板というのはあまり考えにくく、掲示板で大事な話は書きずらい。
メールでも書きずらく、じゃあ電話はどうかといえば、実際に会うまでの連絡、
実際にあってから本題に入るという手はずをとるだけに、
今の、メールから軽く本題に入れるやり方は、あまり得意じゃないとか。
なるほど。確かにそうなんだろうなぁ。確かに昔の考え方だとそうなる。
今の人たちは、実際に会うとか、電話のレベルで、敬遠してしまう人多そうだし。
実際に西江さんも、メールから電話へ移行する際に敷居がぐっと上がるといっている。
まあ、世の中怖くなってますからね。誘われて殺されるとか。
ああ世知辛い世知辛い。
----------------------------------------------
帰り際、松屋にてご飯食べながら名前の話
----------------------------------------------
自分の本名を名乗った後、自分が本名で呼ばれることが多かったので、
「このまま、本名でサイトにかかれやせんだろうか」、と思い
「サイトでは本名出さないでくださいね」ということを言ってみると、
「え?なんでですか?」っていう返事が来たので、説明に困った。
「家の人間や、周りにそういうことしてるのは隠しているので…
会社の人とかにバレると…」
という話なんだけど、
「そういうのはわかるけど、ちょっと勿体無い」
という言葉。
「それはどういうことですか?」ときくと、
どういう結果であれ、自分の作品なんかが周りの目に触れる機会が増える。
隠すという行為は、自分でその芽を潰しているんだよ、
という事を言われる。
いや、その話はごもっともなんですが…
「漫画家を本職としてやりだすならオープンにもなるけど、
今は兼業状態で、そういうリスクの高いことはやりたくないんです。
こっちがバレると、冷やかしの内容になってマズイんです」
ということで、とりあえず本名はNGでーすー、と強制的に言い逃れ。
そんなこんなで、立川駅まで送ってもらい、お疲れ様でした。
たのしかったごす。
by syuwan
| 2006-09-09 20:56
| ひびのにっき
|
|
|
|
|
|
|
|
「いぬじら(Inuzilla)」というサイトをやっている「しゅわん」という人のブログでした。ここでの更新は終了しました。
by syuwan
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
|